白毛門山



一瞬の晴れ間をねらってアタック! 出発の時間も遅いし、蓬峠にお散歩しようかと思ったんだけれども、あまりの好天に、川を渡り、尾根を登り始めました。

  • 枝の雪が解けて、樹肌をぬらし、太陽に輝いているブナの大木。根の回りは大きく穴があいて、冬の間、必死に地面にへばりついていたイワカガミの葉っぱが顔をのぞかせている。枝先には今まさに開かんとする芽がぎっしり!急登もなんのそのぐんぐん高度を上げる。
  • 遅すぎだ出発で下部は蟻地獄状態のグズグズの登り、1000mを超えるとようやくキックステップができる凍った斜面。アイゼンが欲しいところ、かなりがんばったのだがスキーを部分的に外さざるを得ない。左手には一ノ倉の岩場が迫ってくる。右手にはぞくぞくするすばらしい斜面。
  • 1500m地点でもうお昼を過ぎていた。谷川の山頂はいやな雲がかかっている。不思議と頭上だけは晴れ。山頂を踏むまでは‥ちょっと危険な感じ。ここから膝から腿までの新雪ラッセル。天候は悪化していく一方。山頂では雪が下から吹き上げる吹雪。そしてホワイトアウト。
  • 白毛門沢を下ることに、風であっという間にパックされ滑りづらい斜面、フォールラインはおろか、進んでるのかさえわからない。下には滝があったはず、滝の右岸に伸びる尾根に逃げる。ここはすばらしいブナの斜面!!!されど頭上では雷、逃げろや逃げろ。
  • 尾根の下りは融雪雪崩を引き起こしながらの滑降、今日山に入っているのは僕一人。山足で崩れ始めた雪に足をとられないよう谷足を抜く。ガケの上で行き詰ること2回、覚悟を決めてジャンプ一発!絶対に転んではいけない。
  • 危険な場所ももうおしまい。デブリの上だって上部にくらべたら天国だ。そのとき事件はおこりました。山の神様を怒らせてしまったみたいです。自然に対しての謙虚さがかけていました。
  • そこからはくされ雪で滑りやすい広い沢、でもそれどころではありません。途中の岩壁帯はデブリがでていました。下部の沢も口は空いていますが、通過困難なところはありません。滝の脇にもうっすらとトレースがありました。

試乗会



午後から雨降りです。試乗会やってました。気になる板はこれ!
スロベニアチーム、木目のやつ。(テレマーク用というわけではなく、テレマークスキーの板に比べるとトーションが強め)

  • 各メーカー太っちょの板ばっかりでした。アルペンの板よりデザインが渋いのが◎
  • やっぱりパウダーブームなのでしょうか?そのコンセプトにはあまり納得できません。歩きずらい板はNGです。といいながらツインチップの板が欲しいです!
  • AかEかK、Aのソールデザインは凝ってる!Eは玄人好み!Kは今年のほうがよかったかな?来年まで待てな~い。