ラッセル

雪をかきわけて進むこと。くるぶしぐらいだと楽しいです。膝になると疲れます。腰になると気合いと根性が必要です。パウダーランを約束してくれるなら元気もでますが、下りラッセルの悲劇もあります。3人いると交代の効率がよいです。雪崩にはご用心。

ふきのとう

雪解けの地面から顔を出し、春の訪れを告げます。天ぷら、ふき味噌、ほろ苦さが春の味です。柔らかな緑は春の色です。車道沿いの排気ガスにまみれた姿は哀れです。融雪剤で肥大した姿も哀れです。

てん

白く輝く毛並みの美しさは目がさめるようです。夏の金色の毛並もさらに美しいです。林道を優雅に歩いている後ろ姿が印象的です。

うさぎ

足跡は見かけるけど姿は見えず。臆病なのか静けさを好むのか、スキー場の喧騒は苦手のようです。夜な夜なお月見はしてるみたいだけど?
誰もいない森の中で木陰から飛び出してきます。雪よりも白い白うさぎ。追いかけっこで勝ったことはありません。

ガムテープ

修理マイスターです。水に濡れても粘着力がある布製がよいです。シールの剥がれ、洋服の破れ、包帯の代わりに…壊れたものには何でも使えます。一巻もっているのは大変なので、ストックに巻いてたりします。あんまり巻きすぎるとバランスが悪くなります。急坂を上るとき便利です。劣化するのでシーズンチェックも忘れずに。

テルモス

冷えきった体をとかしてくれる魔法の瓶。疲れきった心には安らぎを与えてくれる。極寒の中ではザックの中は凍ってしまう。雪から水を作るときの呼び水にもなる。昔はステンレスだけだったが、今はよりどりみどり。注ぎ口がメカニカルなのが不満。軽量かつ保温性に優れたものを。中身はおまかせです。

靴ひも

一日を始める大切な儀式。足首からは、小文字のxで編み込んでいく。そして最後に蝶となる。羽を結んでしまえば緩まない。替えの紐を探すのは一苦労だ。長すぎず短すぎず、しっかり締まる素材のものはなかなか見つからない。

前コバ

細板にプラ靴、太板に革靴。どちらも相性がよろしくないみたい。TPOにあったコーディネートが必要だ。軽快なテレマークの持ち味を生かすなら、細板革靴がよく似合う。但しガンガン滑ると、靴へのストレスがすごく、割れてきてしまう。以前、補強してもらったが、今でもどこかで取り扱ってるのだろうか?それとも優雅に滑るものなのだろうか?きちんとシームシーリングしておくのも大切である。

ワクシング

滑らない板ほどつまらないものはない。毎日のワクシングを欠かさないことを教えられた。滑る板は作るもの。今日の雪を省み、明日の雪を占う。何の抵抗もなく滑るあの感触はたまらない。染み込め、染み込め。

ステップソール

うろこ。うろこの形状はじつにさまざま。鳴き方も違う。効率的に登れて、滑走性を犠牲にしない。春先のアップダウンの多いツアーにはもってこい。彫刻刀、グラインダー、勇気がいるけど、自分で作るのもまた楽し。

リーシュ

流れ止。自分の板がなくなっても困るが、流れた板で誰かが怪我をするのがもっとこわい。テレマークのビンディングは解放しない?そんなことはない。何かの拍子に外れてしまうことがある。調整ミスとか、転倒とか…取り扱いに厳重に注意すれば、なくてもいいと思う。とにかく面倒なのだ。しゃがまないでスキーがはきたい。
急斜面での緊張する時間。アイゼンへの履き替え。一つ一つの動作を確実に行う。リーシュをつけてから、ヒールをセットする。ヒールを外してから、リーシュを外す。そんな順番にもこだわってみる。